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看護師の残業代未払いは当たり前?!

看護師を取り巻く実態とは

残業が多い看護師の実態

残業が多い看護師の実態

実態はどうなのか

看護師が残業の多い仕事であることは事実です。しかし、全ての看護師が残業しているわけではなく、それぞれの労働環境によって異なります。病院やクリニック、介護施設、保育園、企業など、看護師の職場は多岐に渡り、雇用形態や勤務時間も様々です。日本医療労働組合が2013年に調査した結果によると、看護師の約9割は時間外労働を行っていることが分かりました。その内、20時間以上の時間外労働をしている看護師は20.7%でした。過労死ラインといわれる60時間以上の時間外労働を行っている看護師の割合は1%以下に留まっていますが、それでも多くの看護師が残業を強いられている実態は変わりません。

どこも人手不足

看護師に残業が多い理由はいくつか挙げられます。まず挙げられるのは、慢性的な人手不足です。加えて、時間外で発生する会議や研修会などに参加しなければならず、それが残業につながります。また、患者の状態によって予定が大きく変わることも多く、入院や外来の患者が多くなればそれに応じて業務量も増えてしまいます。特に残業が発生しやすいのは緊急対応や手術件数が多い病院です。予想外の対応を迫られる場面が多いので、結果的に残業も多くなります。業務量をこなせるだけの人手が確保されていれば残業せずに済みますが、十分に人手が足りている医療機関はごく一部に限られているのが実態です。ほとんどの場合、人手不足の影響で残業が発生しています。

近年は残業時間が重視されている

残業を減らすためには人手の確保が必要ですが、中々上手くいっていないようです。残業が多い仕事だからこそ、時間内に業務を終えられる職場を希望する看護師も少なくありません。残業が少ない職場は人手が十分に確保できていることが多く、そういった職場を希望する看護師が増えれば増えるほど、人手が足りていない職場には看護師が集まりません。その結果、残業を減らすことが難しくなります。
転職の際に、給与だけでなく残業時間を重視する看護師も増えています。残業時間の実態が分かれば転職先の業務量や人員配置のイメージがしやすいので、非常に注目されるポイントです。残業を減らすために人手の確保が必要なのは理解しているものの、元々残業時間が少ない職場に人材が流れているという負の連鎖が起きている状況です。残業が減れば、魅力的な職場として興味を持ってもらえます。そのため、看護師を確保するためにも、残業を減らすための取り組みを行う職場が増えています。転職する際は、残業時間についても事前に確認しておきましょう。

残業代を貰う意思を貫きたい看護師のために